| 遠藤委員長 |
次に、谷本龍哉君。
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| 谷本委員 |
自由民主党の谷本龍哉でございます。
本日は、地上波放送デジタル化についてのみ質問をさせていた
だきたいと思います。片山総務大臣、またかと思っているかもし
れませんが、よろしくお願いいたします。
先日の予算委員会の分科会でも、三十分質問をさせていただい
てとても時間が足りなかったんですが、そのときに、高原局長の
方から詳細な答えをいただきました。その直前か直後、同僚の
議員が高原局長に、デジタル化は大丈夫ですか、谷本さんは心
配していましたよという話をしたところ、高原局長の方が、谷本さ
んは心配性だからというふうに言われていたと伺ったんですけれ
ども、別に怒っていないですから大丈夫ですよ。
私は心配性じゃないんですよね。単に、電波法改正に賛成した
者の立場として、これはやり遂げる責任がある、そのためには、
調べれば調べるほど新しい問題がたくさん出てくる、これをやは
り的確に迅速に解決してもらわないと失敗するんじゃないか、そ
ういう思いから、こういうふうに機会を得ては質問をさせてもらって
います。
海外の状況を見ても、先行して行ったイギリス、アメリカはどうも
うまくいっていない。困難な状況がたくさん出てきている。さらに、
国民の認知度も日本においては非常に低い。アナ・アナ変換の
問題もある。さらに、最近では、デジタルリパッキング、サイマル
をやめてアナログを停波したときに、ばらばらの場所にあるデジ
タル波をまたもう一度そろえ直さないといけない。
これはアナ・アナ変換と同じ作業が必要なんです。でも、この費
用も多分まだ検討された様子はありません。こういう新しい問題
がたくさん出てきています。これはデジ・デジ変換というらしいん
ですけれども。
こういうふうに、やり方を間違えると失敗するんじゃないか。買い
かえが進まずに、そして一〇〇%世帯をカバーできずに、サイマ
ル放送が延々と続いて放送局の負担もふえる。こうならないため
に、一つ一つ細かく、その都度その都度質問をさせていただきた
い、そういうふうに思います。 その中で、そのデジタル化の先導
役と位置づけられておりますNHKの海老沢会長、簡単で構いま
せんので、今のデジタル化の進捗状況についてどのようにお考え
か、感想を聞かせていただきたいと思います。
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| 海老沢参考人 |
地上波もBSもそうでありますけれども、アナログからデジタルに転
換する、これは非常に世界的な大きな流れの中に我々はおるわけ
であります。そういう面で、このデジタル化というものは、国を挙げて
、やはり国家の事業として推進しなきゃならない最大の課題だろう
と思っております。そういう面で、私どもも、全力を挙げて、全局を挙
げてこれに今取り組んでいるところでございます。
今、非常に厳しい経済情勢の中でありますけれども、それを一つ一
つ克服して、着実に進めていきたいと思っております。
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| 谷本委員 |
わかりました。
では次に、片山大臣にお伺いしたいと思います。
近々、平成十五年度春をめどと聞いていますが、地上デジタルテ
レビ放送実施推進会議なるものが設立されるという噂を聞いてお
ります。非常に大きな会議で、デジタル化に関連する業界すべて
をほとんど網羅したようなものだというふうなうわさを聞いておりま
すが、実際こういう話があるのか、もしあるとすれば、それはどう
いうものなのか、お伺いしたいと思います。
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| 片山国務大臣 |
この話は、私の諮問機関でございますブロードバンド時代におけ
る放送の将来像に関する懇談会において話が出まして、そこは
一応アクションプランをつくったんですよ。しかし、それだけで、今
谷本委員言われるように、いろいろな問題点もある。それでは、
それほど周知徹底が末端まで進んでいるか。役所に聞くと、五割
ぐらい知っていますよ、ことしの年末から始まるということを知って
いる、二〇一一年には全部終わるということを知っていると、始め
と終わりだけ知っているような話なんです。それはそれで結構な
んですが、私は、もっともっと詳しく国民の皆さんにわかってもらわ
にゃいかぬと思うんですね。
そういう懇談会の議論もありましたので、現在、放送事業者の方、
メーカー、家電販売店、地方公共団体、マスコミ、各種経済団体
等、幅広い分野の方々に参加してもらったオール・ジャパンの組
織をぜひつくりたい、こういうふうに思っております。
谷本委員、専門的な立場でいろいろ御指導いただいてありがた
いんですが、そう簡単ではない。しかし、国策として、電波法の
改正で打ち上げて、しかも海老沢会長初め民放連の氏家会長
も不退転でやると、こういうことですから、これはぜひ成功させな
いといかぬ。そのためには、今のオール・ジャパンの組織で、そ
こを推進母体にして幅広い活動をやっていこう、こう考えており
ますので、またひとつ、よろしく御指導のほどをお願いいたしま
す。
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| 谷本委員 |
オール・ジャパンで本当に熱心に取り組んでいただければ一番
ありがたいと思います。ただ、逆に、みんなでやるかわりに、み
んなで失敗すれば怖くないのようなそういう組織にはならないよ
うに、しっかり頑張っていただきたいというふうに思います。
時間がないので、次に行きます。
アナ・アナ変換についてですが、先月、二月に、五地区約七千
世帯ほどアナ・アナ変換を行う予定だったと思うんですが、結果
として何世帯やれたのか、その実績を報告していただきたいと
思います。
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吉田
大臣政務官 |
今の御質問に御報告申し上げます。
昨年八月以降、送信側の対策を進めてきたところでありますけ
れども、現在、二百十四局中百七十四局、約八一%交付決定
をさせていただいております。
そして、受信対策につきましては、二月中に対策に着手しました
八地域のうち五地域、三月中に対策に着手しました十六地域の
うち八地域について、既に受信対策を完了しているところであり
ます。なお、これまでに対策を完了した世帯数は約九千七百世
帯。いずれにしても、予定の期間中に完了すべく順調に推移し
ているところであります。
今後とも予定どおりに進めるべく、精いっぱいの努力をしていき
たい。以上であります。
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| 谷本委員 |
最後に一問だけです。
そのアナ・アナ変換の中で、青梅の地区で予想外の、鉄塔の反
射による混信が出たと伺っております。これは、テレビ東京四十
六チャンネルと千葉テレビの四十六チャンネルの混信問題なん
ですが、これは三十六チャンネルを補間波として対策をしたとい
うことですが、このような同じような問題が絶対ほかでは起こらな
いのかという質問を予算委員会の分科会でもさせていただきまし
た。絶対ないという答えでしたが、専門家にいろいろ話を聞くと、
恐らく出てくるだろうという話の方が多いんです。
いま一度これを確認したいのと、この三十六チャンネル、実は近
くに、大船のNHK三十六チャンネル、前橋のTBS三十六チャン
ネルがございます。逆に今度は、こちらとの混信が起こらないの
か。この辺、しっかり調査していただけているのか、お答えをお
願いします。
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| 加藤副大臣 |
御指摘の青梅沢井局の件でありますが、これは特別な事例という
ことで、複数の原因が結合した特異な例だと考えておりますし、今
の三十六チャンネルは、現在、前橋や大船と混信はしておりません。
そして、ほかの地域に関してましても、事前の検討の中でよく精査
しておりますので、こういった事例は余りない、問題はないと考えて
おります。
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| 谷本委員 |
以上で終わります。
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