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国会通信
国会通信 by 谷本たつや  2004.11.1(第25号)

イラク国民とテロリスト

大変残念なことに、イラクにおいてテロリスト・グループに拉致されていた日本
人が殺害された。心からのご冥福を祈ると共に、関係者に対し深い弔意を表
したいと思う。また同時に、何の関係もない人間を人質に取り殺害するという
行為に、強い怒りを感じている。

この事件に関するいくつかの報道、いくつかの発言を聞いていると、慎重に注
意しなければならない危険な問題が一つあることに気付く。それは、一部の人
たちではあるが、「イラクの国民の思い」と「テロリストの主張」が混同されて
いる
ことである。 我々が冷静に判断しなければならないのは、イラクの一般の
人々が本当に何を望んでいるかということである。我々が勘違いしてはいけない
のは、テロリストの主張は、イラク国民の思いとはまったく違うということである。

イラク国内の世論調査によると、イラクを復興するのに支援して欲しい国の
一位は日本
なのである。実に40%以上のイラク国民が、最も支援して欲し
い国に日本を選んでいるのである。一方、テロリスト・グループの目的は何か。
それは、イラクをできるだけ混乱させ、テロリスト・グループが活動しやすい環境
を確保することである。そしてテロリストのほとんどは外国人であり、イラク人
ではない


今回の事件は非常に悲しい事件であり、再発防止に全力をあげなければならな
い。しかしだからといって、テロリストの脅迫に屈し、要求通りの行動をとることは
できない。それは、日本は人質さえ取れば何でも言うことをきく国だということに
なり、日本人が誘拐、拉致のターゲットにされる可能性がさらに高くなるからである。

イラクでは来年一月に国民議会の選挙が行われる。そのあとに出来上がる民主
的なイラク政府が、「自衛隊はもう要らない」と言えば、自衛隊を撤退すればいい。
それまでは、イラクの国民が本当に望んでいることをしっかりと見極め、勇気をもっ
て復興支援に取り組むべきである。テロリストの言葉は、イラク国民の声では
ない


本会議代表質問!!
日時:11月2日(火) 13:00〜 http://www.shugiintv.go.jp/top.cfm

(衆議院インターネット審議中継)
「ビデオライブラリ」→「11月2日」→「本会議」をご覧下さい。

 

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