| 国会通信 by 谷本たつや 2000.11.29(第2号)
松浪健四郎議員の件
11月28日衆議院本会議の冒頭において、議長から松浪議員に対して「25日間の登院停止」が言い渡された。 本会議中にいかなる理由であれコップの水を撒くというのはけして許される行為ではない。懲罰対象となったのも
当然である。しかしながら、そのことだけを取り上げ、その根本原因となった「不規則発言(ヤジ)」にまったく 言及しないのであれば、公平でないと言わざるを得ない。
テレビで国会中継を見た場合、マイクが拾う音だけしか聞こえないのでわかりにくいと思うが、実際の議場は あまりにも”ヤジ”が多い。特に今回のように与野党が対立している場面では、発言者の声が
(マイクを使っているにもかかわらず)ほとんど聞こえないほどだ。またある政党の若手などは議論とはまったく 関係のない誹謗、中傷、個人攻撃の言葉を始めから終わりまでずっと叫びつづけていたりする。
今回の事件でも、私はそのような不規則発言を続ける議員たちのすぐ横のほうに座っていたので、その内容のひどさは 正確に把握している。あえてここでは書かないが、報道されている内容よりはるかにひどい。国会議員として
恥ずかしくないのかと思う。今、教育現場では学級崩壊が問題になっているが、国会内がこの有様では、教育改革の 議論に真実味がなくなってしまう。
国会は国権の最高機関である。そして我々が持っている議席は、国会議員個人のものではなく有権者から与えられた 席である。その基本に立ち返るなら、その席から政治とは関係のない個人を中傷するようなヤジは飛ばせないはずである。
20世紀最後の国会がもう間もなく(12月1日)閉会するが、国会での政治家のあり方について、与野党とも 真剣に考え直すべき時だと考える。
21世紀クラブに対する一部報道について
報知新聞や一部地方紙に、今回の「加藤政局」において21世紀クラブのメンバーが自民党執行部から多額のお金を 受け取ったかのような記事が掲載された。自民党加藤派の若手議員から聞いたという形で責任逃れ的な書き方をして
いるが、21世紀の所属議員の誰一人に確認取材もせず、読み手にはあたかも「21世紀クラブはお金で寝返った」 と思い込ませるような報道の仕方には、強い憤りを感じる。
8人(私以外)の所属議員の名誉のために言わせてもらうが、このような事実はまったくない。国会通信第一号でも お伝えした通り、我々は政局の間中、毎日のように(ほとんど朝まで)議論を重ねて、自分たちの主義主張に従って
結論を出した。その時みんなが悩み抜いた。人間関係の義理人情を取るべきか、政治家としてのあるべき判断に従うか。 苦しんで出した決断をいい加減な記事として扱われることは、私は許せない。
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