谷本たつや公式サイト
国会通信
国会通信 by 谷本たつや    2002.3.19(第12号)

比例区なんか要らない
・・・鈴木宗男氏離党により浮かび上がった問題点・・・


3月15日の鈴木氏に続き、18日には政界のプリンスと言われた加藤紘一氏が
離党した。相次ぐ自民党政治家の不祥事による離党は、同じ政党にいるものと
して皆様に深くお詫び申し上げるとともに、自らの気持ちを引き締め直さなければ
ならない。

鈴木氏と加藤氏の離党は、同じようでいて実はその内容が違う。加藤氏が
小選挙区選出であるのに対して鈴木氏は純粋比例である。今回、鈴木氏
の離党により浮かび上がった比例区の問題点について少し論じてみたいと
思う。

私はもともと「比例区無用論者」である。「衆議院は小選挙区300だけでいい。
比例の180は定数削減するべきだ。」という意見をもっている。
この意見を言うと必ず「落選候補に投じた人たちの意思の反映はどうするのか」
という反論が返ってくる。しかし考えてみてほしい。比例で当選した人たちは果た
して国民の意思を反映しているだろうか。私にはそうは見えない。個人差はある
だろうが、たいていの場合、国民ではなく比例の順位を決める党執行部のほう
ばかり気にしている
のが実情である。

逆に小選挙区で選ばれた人たちは、何%の人が反対に投票したかを非常に気に
する。圧倒的大差で勝利すれば自分の主張のままでいいと思うだろうが、僅差で
勝った場合には、反対側の意見にも耳を傾ける。そうしなければ小選挙区で勝ち
続けられない
からだ。こういう理由から私は、比例区併用よりも小選挙区のみの
方が国民の意見をよりよく反映すると考えている。

また比例は国会議員の間で不公平感を生んでいる。一生懸命戦ってわずかの
票差で落選した人がいる一方で、何の実績もないのに比例の上位に入り、選挙
もせず当選している人もいる。これはけして好ましいことではない。

そして今回、また新たな問題点が浮上してきた。それは純粋比例(比例だけで
当選)の人が政党を離党したときの問題である。実は既に一部法改正が行われ、
比例で当選した人は別の政党には移れないことになっている。つまり、自民党の
比例で当選して、後で民主党に移るということはできない。ただ今回問題なのは、
無所属になった場合の取り決めが何もないということである。

一般的な感覚からいけば、比例で当選した政治家は、自分の名前ではなく政党
の名前
で当選したのだから、その党を離れるときに当然に議席を失うべきであろう。
「党を移ること」ではなく「党を離れること」を禁止するのが妥当ではないだろうか。問題
点ばかりが多く、国民の意思を反映しない比例区という制度は早急に廃止すべきだと
私は考えている。



サイン
御意見、御感想をお願いいたします。

メールアドレス
戻る
 

Copyright(C)Tatuya Tanimoto.All Rights reserved.