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日中韓共同プロジェクト会合に参加
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02.11.19 |
将来へ本音の話し合い願う
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11月13日〜26日の間、日本、中国、韓国の三カ国による共同
プロジェクト「Future Leader Forum;Japan−Korea−China」の
第一回会合に参加することになった。三カ国の各分野の若手リー
ダー達と有意義な時間を過ごせる機会を与えてもらったことに深く
感謝している。
私は今回のプロジェクト、日中韓三カ国の若い世代の間にネット
ワークを構築しようという試みは、これからの三カ国、またアジア
にとって非常に重要なことだと考えている。世界は今、一つ一つ
の国という単位の活動から、更に大きなまとまりである地域共同
体としての活動へと大きく変化し始めている。特にアメリカ合衆国
を中心とした北米地域とヨーロッパに生まれたEUは、世界の二つ
の大きな極になりつつある。この二つの大きな力に対抗するため
には、我々も北東アジア共同体、ひいてはアジア共同体(あるい
はアジア連合)の構築に早急に道筋をつけなければならない。
アジアの現状を見る時に、歴史的な事情、民族の問題、国家の
体制の違いなど、乗り越えなければならない課題はたくさんある。
しかしながら、いつまでもアジアの内部で争いを繰り返していて
は、アジア外からの大きな力にアジア全体が負けてしまうだろう。
将来のアジア共同体構築に向けて、まず、日中韓三カ国が、しっ
かりとした信頼関係を作ることが、必要不可欠な最初の一歩であ
ると考えている。
北東アジアに信頼関係を築き、地域共同体として安定させるため
に、最も大きな、そして最も細心の注意を払わなければならない
のが、北朝鮮を巡る問題である。我々三カ国は、それぞれに異な
る独自の関係を北朝鮮との間に持っている。
韓国と北朝鮮は、本来一つの国であり同じ民族であり、将来的
には南北統一という問題がある。中国には、長年北朝鮮に対し
エネルギーや食料を援助し続けてきたという、北朝鮮に対する
最大の援助国という立場がある。そして日本は、戦後保障、経
済援助、拉致問題、工作船問題など、国交正常化交渉の中で
多くの難問を抱えている。そしてまた三カ国共通の最も大きな
問題として、北朝鮮の核開発疑惑がある。
私はこの三カ国すべてが、それぞれの立場、それぞれの窓口を
最大限に活用するとともに、三カ国の連携をしっかりと取りながら、
平和裡の内に北朝鮮を北東アジア共同体の中に迎え入れること
ができるよう努力する以外に道はないと思っている。日本では今、
9月17日の小泉総理の訪朝以来、拉致問題に大きく焦点が当
てられている。当然、この問題は徹底解明すべき問題であり、そ
の努力を怠ってはならないことは言うまでもないことである。ただ、
日朝間の問題はそれだけではなく、安全保障の問題、特に北東
アジア共同体構築のために、どのような道筋を描くべきなのかに
ついて、いまこそもっと深い議論が必要とされていると考えている。
今回のプロジェクトにおいて、三カ国の将来、アジアの将来につ
いて、中国、韓国の若手世代の方々と本音の話し合いができる
ことを、心から願っている。
和歌山新報2002年11月19日 「がんばってます」 掲載 |
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