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能登半島地震現地視察
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07.4.17 |
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国民投票法案の衆議院採決が行われた4月13日、安倍総理の能登半島
地震現地視察に防災担当として同行した。
防衛省の市ヶ谷ヘリポートから、CH-47ヘリコプターで航空自衛隊入間基
地まで飛び、そこで総理と合流してC-1輸送機で能登空港まで飛び、そこ
からさらにヘリコプターで輪島分屯基地まで移動した。
東京から被災地である輪島市まで、約2時間で到着した。
昨年の11月に大臣政務官になって以来、大規模な災害は能登半島地震
が初めてである。地震が発生した3月25日は日曜日で、私は地元和歌山
で仕事をしていた。しかし、防災担当は震度6弱以上の地震が起こった場合、
ただちに総理官邸の地下にある「危機管理センター」に集まらなければなら
ない。この日も午前10時前に第一報が入り、その後の日程はすべてキャン
セルして伊丹空港へ直行し、11時30分の飛行機に飛び乗った。
そして午後1時には総理官邸に入ることができた。
危機管理センターでは、映像を含むあらゆる情報を収集し、その分析と対応
策の決定が行われる。阪神大震災当時の対応の遅れに対する反省から、
現在では情報の集中と迅速対応の体制が組まれているのである。
地震発生以来、防災担当の大臣と副大臣は現地に入ったが、私は東京での
対応ばかりで現地に入れていなかった。
今回の総理同行が初めての被災地入りとなった。国民投票法案の採決とい
う国会対応があったため、輪島市での視察は3時間という限られたものにな
ったが、市役所、被災現場、避難所などを順次訪問することができた。
雨にも関わらず、行く先々には、たくさんの人々が集まっていた。その一人
一人と握手をしている総理の姿を見ながら、被災者の方々の要望を聞くだけ
ではなく、同時に人々の心を励ますということの大切さを実感した。
ただ、今回の視察でひとつだけ残念なことがあった。それは、視察の最後の
インタビュー取材の時、代表質問者が地震災害とは関係のない「国民投票
法案」や「公務員制度改革」の質問を総理にした。
もちろん、マスコミにとっては総理のコメントをとる貴重な機会であるし、政府
側も質問を許可したのだと思う。しかし私の周りにいた地元の方々からは、
「なぜこの被災地でそんなことを訊くのか」「我々のことはどうでもいいのか」
という声があがった。最後にひとつ、汚点を残したようで残念でならない。
和歌山新報2007年4月17日 「がんばってます」 掲載
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