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296議席は最後のチャンス
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05.10.11 |
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第四十四回衆議院総選挙において、自民党は公示前の
議席を大きく上回る「296議席」を獲得し歴史的な大勝と
なった。個人的にも、三度目の議席を与えて頂き、心から
の感謝の思いを強くすると同時に、重い重い責任感をひし
ひしと感じている。
今回の選挙は、小選挙区制の特徴がはっきりと表れた選
挙だったように思う。一部マスコミで、各政党の得票率以上
に大きく議席数の差が開いたことに批判的な論調も見られ
るが、それが小選挙区制なのだと私は思う。
あまり大きな変化を望まず、できるだけ得票率に近い比率で
当選者が出るようにしたければ、中選挙区制か完全比例制
にすればいい。しかし、現行の小選挙区制は、大きな変動を
可能とし、政治の中に政権交代の緊張感を持たせるために
導入されたものである。そういう意味では、次の総選挙で
今回とまったく逆の結果が出る可能性も十分あるということ
である。
また選挙結果の変動が大きいということは、ひとつひとつの
選挙区で見れば、中選挙区時代に比べ連続当選が難しい
ということにもなる。私が初当選した時の自民党同期は38人
いたが、現在3期目で残っているのは22名である。激減という
程ではないが、それでも4割減っている。政策グループ(派閥)
によっては、15人から4人に減ったところもある。「勝ち続ける」
ということは、誠に難しいのである。
今回の選挙で自民党は、党史上最多の83人の新人議員が
当選を果たした。「新しい血」がたくさん入るということは、大変
喜ばしいことである。しかし当たり前のことではあるが、当選し
た後は、現職国会議員として有権者の厳しい目にさらされる。
選挙戦で訴えた「改革への覚悟」を、現実の国会活動の中で
行動で示していかなければ、「希望」はあっという間に「失望」
に変わってしまう。
「296議席」は、国民が自民党に突きつけた「最後のチャンス」
だと私は思っている。この機会を生かすことができるかどうか。
これからが正念場である。
和歌山新報2005年10月11日 「がんばってます」 掲載
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